ひきこもりピアサポート日記@ひき桜代表ブログ

2022年もよろしくお願いいたします(^o^)/ ひき桜関係のイベント紹介や思っていることをたまーに更新しています。

ひき桜が立ち上がったあたりの雑談と、筆者が抱いていた葛藤

こんにちは。

ブログやホームページなどの更新は、ひき桜のもので手いっぱいで、筆者個人のブログが全然更新できない状態になっています(汗)

 

ひき桜があと数か月で設立6年を迎えるのですが、なんかひき桜ってどんな感じだったっけな、結構葛藤があった+今もあるんですよね。

っていう話をどこかのタイミングで書きたいと思っていました。

 

今日はたまたま書くエネルギーが出てきたので

ひき桜が立ち上がったあたりの話

「徐々に抱いてくる葛藤

について書きたいと思います。

 

ひき桜って、もともとはある場所で偶然出会ったひきこもり経験者同士で、喫茶店でおしゃべりするようになったのが原点となります。

 

数か月そんな感じで喫茶店で集まっていて、あるとき「喫茶店でダベっているような感じの居場所があったら面白いよね」という話が出ました。

 

「じゃあやってみよう~」という勢い・ノリで始まったのがひき桜です。

 

初期に開催してみた当事者会も、翌年始めたピアサポートゼミナールも、外出企画も、基本は「やってみたら面白そう」というノリの部分が結構ありました。

 

それで2015年7月に初めてひきこもり当事者会「ひき桜」を開催したところ、様々な年代で様々な地域からご参加いただきました。

インターネットの告知で開催情報を知っていただけたのが嬉しかったです。

 

さて、そんな感じで始まったひき桜ですが、こちらとしては「居場所とかあったら面白そう」から始まっています。

でも開催を重ねるごとに「居場所として必要としている方がいる」と気づきます。

 

最初はノリで始まった当事者会が、徐々に「社会的な居場所」と言いますか、必要性が出てきました。

実際に「次回も参加したい」「次回も開催してほしい」という声をいただいてきました。

もちろんひき桜の取り組みに共感をしてくれる方がいるのは嬉しいです。

 

しかし筆者は徐々に葛藤が生まれます。

ノリでやってみた会が、徐々に社会的に必要性を帯びてくる。

特に広げるつもりもなかった会が、徐々にひき桜の名前が認知されていく。

 

もちろん認知いただけることはありがたいのですが、ひき桜が知られていくうちに、どんどん「ノリ」ではなく「求められている居場所だから欠かさず開催しよう」という意識の変化が起きてきます。

 

ただ筆者は思うんです。

別に有名になりたくてやっている活動ではない。

ただ面白そうというアイディアで始まったのに。

ひき桜に「参加者へのフォローが足りない」「運営がしっかり対応してほしい」と言われるようになる。

いつの間にか運営にスタッフ的、支援者的対応を求められてしまう。

僕らも当事者の一人なだけなのに

 

まあ、こういったことを書くと参加される方が気を遣ってしまう恐れもあり、気軽に参加してほしいので、なるべく筆者の意見は出さないでおいたんだけど。

葛藤は続きますよね。

 

ピアサポートについても言えることがあって。

筆者らがやっているピアサポートゼミナールとかの活動は、

原点は「ピアサポートって考え方すごい。とりあえずみんなでピアサポートを学んでみたら面白いのではないか」なんですよね。

 

それが何年も開催しているうちに、一部からは

「ひきこもりでピアサポートといえばひき桜が有名だ」

という話になっちゃっていて。

 

筆者らの活動は、ピアサポートについて一緒に学んでみようという、あくまで学習会なんですよね。

それがピアサポートの先駆的な活動をしていると誤解される方もいて。

余談だけど、ピアサポート学習会をやっているうちに「横浜でピアサポートやっている有名な団体はひき桜」という人も現れるようになってしまって。

 

有名になりたいとは全く思わないです。

なんでかというと、矢面に立つことで色々な方から批判にさらされるリスクがあります。

特にネット上での批判は怖いですね。

実際に誹謗中傷を受けたこともあるし、会ってもいないのに「ひき桜代表さんはこういう活動しているから、きっと嫌な奴に違いない」ということも陰で言われるようにもなって。

 

いやー、ほんと。

想像で批判されるのは勘弁してほしい。

あと過度に期待されるのも勘弁してほしい。

筆者らがやっているのは「とりあえずピアサポートをみんなで学んでみよう」であって、ピアサポートの最前線をやる気は全くなくて。

 

僕らの活動は最先端を行くことではない。ピアサポートを資格にすることでもない。

ただ、ゆっくりゆったり過ごせる場所があったらいいな。楽しそうなイベントがあったら気が向いたときにやってみたいな。

そういうゆるさとノリを大切にしたいんです。

 

でもある程度活動年数が増えてくると、立ち上げ当初に思っていたことはどんどん薄れてしまうなあ。

当初の考え方に戻れないなあ。

といった葛藤です。

 

なんというかとりとめのない感じになってしまい申し訳ありません。

一応言っておきますが、筆者はひき桜を辞めたいわけではありません

続いていったらいいなと思っています。

10年続くかはなんとも言えないけど。

そんな先のことは分からん。

 

今回はひき桜代表さんが珍しく自分の話をしたということで、この話はお開きにしたいと思います。

気づいたら2000字になってしまいました(汗)

 

こんな人がいるひき桜ですが、変な批判はせず、温かく活動を見守っていただければ幸いです。

ご覧くださりありがとうございました。

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