ひきこもりピアサポート日記@ひき桜代表ブログ

2022年もよろしくお願いいたします(^o^)/ ひき桜関係のイベント紹介や思っていることをたまーに更新しています。

居場所・当事者会などに参加しようと考えている方へ

こんにちは。久しぶりの投稿です。

いつもブログ「ひきこもりピアサポート日記」をご覧いただき、ありがとうございます(*'ω'*)

 

今回のテーマは「居場所・当事者会などに参加しようと考えている方へ」ということで、

これから居場所を探し、参加される際のメッセージをお届けします。

 

①居場所とは?

ふらーっと参加できたり、安心して過ごせる場所の総称です。

ひきこもり関係の場合、当事者・経験者のみで運営している居場所、スタッフが常駐している居場所、公的機関が設置している居場所など多彩です。

参加のしやすさ、対象、参加費などを予めチェックするといいでしょう。

 

②当事者会とは?

ひきこもり当事者・経験者のみの集まりです。

よく家族等の方が混じっていると「いつ家から出るの?」「いつ働くの?」「ひきこもりから脱したきっかけは?」など質問攻め・説教に遭うことが少なくないので、参加対象を限定しています。

ただ会によって内容は異なり、テーマトーク中心、まったり交流中心、卓球など遊べるなど特徴があります。筆者はゆるい居場所が好きです。

 

③居場所などに参加するにあたっての鉄則

 

その1:過度な期待をしないこと

に尽きます。

居場所に行ったら助けてくれるんじゃないだろうか、向こうから何かしてくれるのではないか…など。

 

基本的に居場所は「どう参加しどう過ごすのかは自分が決める」ところです。

ここがぶれていると過ごしにくいと思います。

 

特に当事者会などの自助会は支援機関ではありません。

ひきこもり当事者・経験者の集まりであって、相手を根本から支援することは難しい、なぜなら私たちは専門的知識を持つ支援者ではないから。

というか自助会は支援が目的ではないんです。

 

自助会に「主体的に参加」し、相手と交流したり、似た経験をした人からアドバイスをもらうことで、自分自身の内面の整理や葛藤の軽減、新たなつながりを得られます。

これが自助会の醍醐味と言えるでしょう。

 

その2:合わないと思ったら遠慮なく別の居場所を探す

例えば「ひき桜」の場合、まったり交流・卓球などの遊び・女子会がメインです。ただ雰囲気がゆるすぎて嫌に感じる人もいます。

そうしたら遠慮なく別の居場所を探しましょう。

ただし過度な期待はしないで他を当たってみましょう。3か所行って1か所合うところが見つかれば良い方です(筆者談)。

 

その3:複数の居場所を巡ってみる

「複数の居場所に行けたら苦労しないよ!」というのはごもっともなんですが、やはり相性が大きいので複数の場を見てみると良いです。

複数の場を経験することで自分らしく過ごせるところが見つかるかもしれません。

 

その4:何のために参加したいのかを明確にしておく

居場所への参加をためらう人の中に「居場所なんかに行っても意味がない」という方が非常に多くいます。

その人にとっては就労・専門相談を希望しているのかもしれない。

そうなると目的が違うので参加しないのは妥当と言えるでしょう。

ただその場合の多くは「居場所に過度な期待をしている」状態にあります。

 

過度な期待に沿えるところはなかなか見つかりません。

また、相手が何とかしてくれるという発想は自分を苦しめるかもしれません。

なんで居場所に参加したいのかを明確にしておくことで、広い視野から居場所の様子を把握することができます。

 

④当事者会はなぜ必要か

当事者会は必要ないと言う方は非常に多いです。それはそうです。

当事者会は社会復帰を目的にしているわけではありません。

自分の悩みを共有したり、交流したりすることで、自分らしく過ごすことで「自分のやりたいことを改めて考える」ために存在します

つまり自助会の目標は個々のリカバリーです。

 

就労などを希望する方は別の就労準備をしてくれるところに行けばいい。そして多くの人とのつながりを求めているならは居場所に参加するのはおススメです。

つながりによって元気になります。

ただその後どのように人生を送りたいかは自ら考え、周囲に相談しながら決めていきましょう

 

ざっくりと紹介させていただきました。

居場所参加の参考にしていただければと思います。

 

決して居場所を否定しているのではありません。居場所を含めて様々な選択肢があり、自分の目的に合わせて選んでください、という意味です。

そのため「ひき桜」(居場所・ピアサポート学習会)は今後も継続していきますし、行きたいときに来ていただけたらと思います。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました(^O^)/

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