栃木の家族会に参加しました
こんにちは。筆者は今月、いろいろな地域に参加しました。関東圏と山梨に行って、居場所・当事者会・家族会に参加したり、時折発表もさせていただきました。貴重な機会をいただき感謝しています。
今回は栃木の家族会に参加しました。
筆者は栃木に行くのが約15年ぶりでした。遠方でしたが、今回行くことができたので良かったと思います。
家族会では「ひきこもり経験者だからわかること」という題で、割田大悟さんの発表がありました。
前半ではひきこもりの体験を中心に、後半では「家族などに求めること」という内容で、主に価値観・視点というキーワードを出しながら発表をしました。
価値観については「ご本人の価値観・ご家族の価値観がそれぞれあるのを認識する」こと、そして「価値観を押し付けてはならない」ことが重要な指摘として話題に出ました。
ポイントとして
多くの家庭で「よかれと思ってやっていること」は、実はほとんどが問題である。
という指摘がありました。
その理由として、よかれと思ってやっていることは「ご家族の価値観に基づいた行動だから」です。
つまり「ご本人の価値観が入っていないことが問題」です。
例えばご家族・支援者にとっての目標は「①外に出て、②働くこと」と考えられます。しかしこの目標には致命的な欠陥があります。それは「ご本人の価値観(同意)が入っていないこと」です。
もしご本人が精神的に余裕がなかったり、学校・職場・他人への恐怖があったらどうしますか?
そういう状況にもかかわらず、無理やり学校などに行かせようとする考え方は、ご本人に対する「心の侵略」です。
ということで、ご家族や支援者がご本人にかかわるときには、ご本人の状況と意見を踏まえる必要があります。当たり前のことですけど、改めて書きました。
この発表を通して「価値観の違いついての理解」はある程度できた一方、「抽象的でわからない」「じゃあどう接すればよいのか?」などのご意見・ご質問がありました。
今回の発表は、もしかしたらあまり聞いたことのない内容だったかもしれません。しかしそういった指摘・話題を投げかけることで、双方が色々気づくきっかけは提供できたのではないかと思います。
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最後までご覧いただき、ありがとうございました!