ひきこもりピアサポート日記@ひき桜代表ブログ

2022年もよろしくお願いいたします(^o^)/ ひき桜関係のイベント紹介や思っていることをたまーに更新しています。

自分探しの中から見つけたもの

こんにちは。更新しようと思ったら、1か月ぶり&クリスマスイブですね!

ひきこもり界にはクリスマスなんて存在しないぞ!(゚Д゚)ノ

…なんて考えている筆者です。

 

2017年も色々な出来事がありましたが、今回は「自分探しから見つけたもの」というタイトルで、主に自分の心境の変化について書きつつ、ピアサポートについても少し触れたいと思います。

 

余談ですが、12月23日に年内最後のひきこもりピアサポートゼミナールを開催し、15名が参加しました。筆者は冒頭に、アドボカシーの類型について紹介しました。

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さて、筆者がこの1年感じていたこととして「筆者さんはすごい行動しているね」と周囲から言われることが増えてきました。

でも筆者からすると「いや、そうでもないんだけどな」という率直な感想があります。

 

確かに「ひき桜」を含めた活動は増えていますが、自分の体力・行動力は減少しています。

 

これって「周囲から見られている自分」と「自分が感じている自分」が大きくずれていると思うんですよね。

もちろんぴったりになることはないですが、ずれが大きいほど「期待に沿わなきゃ…」「頑張らないといけないのかな…」といった、過度な適応をしようとする、そしてその結果疲弊する、といった状態になってしまいやすいです。

 

この「客観的な自分像」と「主観的な自分像」、一体自分はどちらを大切にして生きているのかを考える機会になりました。

 

ところで筆者はピアサポートについて素人ながら学んでいますが、ピアサポートの目指すところは何なのでしょうか?

それは「主観的なQOLの向上」と「主観的なリカバリーの促進」の2つじゃないかなと考えています。

QOL:生活の質。例えば環境を整える、つながりが増える、などにより豊かな生活になっているかの考え方

リカバリー:端的には「自分らしい人生を、自ら自己選択し歩んでいくこと」

 

そう、主観的な、というところが重要だと思います。

 

つまり周囲の価値観ではなく、自分の考える主体的な生活(QOL)を豊かにしていくこと、そして自分らしい人生に向かって自分らしく歩いていくことがとても重要なのではと考えています。

だって周りの期待に応えて、その結果自分を押し殺して生活するって、豊かな生活と言えるのでしょうか?

 

こういう話を出すと、必ず「詭弁だ」と言われます。確かに理想論だと考えてもしょうがない。でもこれ以上自分を追い込んで、自分がなくなってしまったらどうなってしまうのでしょうか。それによって自殺をしてしまった人が少なからずいることをどう捉えているのでしょうか。

 

詭弁だろうと、こういう意見を持っていることはきちんと発信する必要があると思っています。

 

まとめると、豊かな人生というのは他者から決められるのではなく、自分が決めるものです。

 

この主体的な生活を歩むために重要な要素は「他者とのつながり」と「自己アイデンティティを磨くこと」にあると考えています。

 

筆者は今も自分探し中。そして生き方模索中です。

模索をしていけば何か見つかるかもしれないし、見つからないかもしれない。

 

でも自分で自己決定して模索すること、歩んでいくことは、確実に「自分が主体で生きている」という実感を持つことができます。

 

この「実感」と、他者とのつながりによって得られる「安心感」が生きていく中で重要なのかもしれないと考えています。実感&安心感はキーワードだと思います。

 

そんなことを考えさせられる1年でした。

皆さんも良い1年をお過ごしください。

 

もし関心があれば「ひき桜」の居場所やピアサポートゼミナールに遊びにきてくださいね( ^^) _旦~~

hikizakura.hatenablog.com

 

最後までご覧くださり、ありがとうございました(^o^)/

居場所に関する私見あれこれ part2

こんにちは。めっきり寒くなりましたね。筆者は冬場になると過眠になる傾向があります。

 

今回は「居場所に関する私見あれこれ」の第2弾として、自分の思っていることを書こうと思います。

ちなみに他の場でも言っていることなので、被っていても気にしないでください。

 

最近居場所で同じテーブルだった方に、近隣の色々なグループを紹介しました。当事者会や、当事者・経験者が参加できるイベントなどです。


そこで伝えたのは、「色々な会に参加して、相性の合うところを見つけるといい」という内容です。


ある居場所が合わなければ遠慮なく別の居場所に行く。これはとても重要だと思います。

もちろん会に参加すること自体が緊張するし、いくつも居場所を回るのは大変なんだけれども、嫌なところに無理して参加するのはお互いにとってメリットが少ないと思っています。


そう考えると、万能な居場所はありません。なのでスーパーマンのような居場所はないという前提のもと、割り切って複数のところに参加すると、各居場所の比較ができます。

 

筆者の経験ですが、やはり相性(雰囲気・内容など)によって行きたい居場所は限られます。筆者が好きなところは、作業がない、いつ来てもOK、何も強制されずにくつろげる空間、そしてフリートーク中心です。いくつかの選択肢の中から自由に選択するのが重要だと思っています。

一番最初に行った居場所は、自分にとって相性が良いところでしたが、3年ほど前になくなってしまいました。

 

なので筆者らは横浜で、ゆるい居場所がほしい、そして自分自身の居場所もほしいと思い、「ひき桜」を立ち上げ、月1回当事者会を開催しています。

 

居場所・当事者会に参加するにあたってのポイントは以下の通りです。

・会場(部屋の広さ、和室かどうか、など)

・参加人数(ひき桜は20名前後と、当事者会としては参加人数が多いです)

・男女比(多くの居場所は男性8~9割になっていますが、ひき桜のように、会の中に女子会を一緒にやっているところもあります)

・内容(複数あるほど、参加したときに選びやすいです)

・アクセス(体力面で問題なさそうか。人通りの多いところを避けられるか、など。ひき桜の場合、紅葉坂という急な坂を上るので、体力をつけたい人には向いているでしょう。桜木町へ向かう場合には、横浜乗り換えは避けた方が良いです(横浜乗り換えはすごい人が多いので…))

・参加費

・過去の記録(写真があると良いですが、ひき桜を含め、顔が写るのはすごい嫌な方がほとんどなので、記録用写真はあまりとっていません。ただし「ひきこもりピアサポート日記」の検索に「ひき桜」と入れれば、過去の様子・感想を見ることができます)

 

なかなか記録を残せるほど余裕のある会は少ないですが、参考にしていただけたらと思います。

くれぐれも広告サイト(ひきこもりを強制的に連れ出す業者が複数あり)には気をつけて。ご家族が引っかかりやすいです。

 

最後までご覧くださり、ありがとうございました(=゚ω゚)ノ

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