ひきこもりピアサポート日記@ひき桜代表ブログ

2022年もよろしくお願いいたします(^o^)/ ひき桜関係のイベント紹介や思っていることをたまーに更新しています。

ひきこもり大学ピアサポートゼミナール活動報告会参加報告

こんにちは。早く桜の季節にならないかな、と思っているこの頃です。

 

今回は、2月18日に開催された「ひきこもり大学ピアサポートゼミナール活動報告会」について書きたいと思います。

 

ひきこもり大学ピアサポートゼミナール活動報告会とは、「ひき桜」が1年間にわたるピアサポート学習会「ひきこもりピアサポートゼミナール」の報告を地域向けに行ったものです。筆者は初の総合司会+リレー報告をしました。横浜で行われた、ピアサポートゼミナールは意外にもひきこもり関係では初の試みです。

 

これらのイベントで感じたこと・思ったことを書いてみようと思います。

 

①今年の「ひき桜」は慌ただしかった…

ひき桜では今年度2つの活動をしていました。

一つは以前からある「居場所(女子会含む)」の開催です。メンバーの発案で居場所で女子会も開催することになりました。女子会はとても人気ですね。今まで参加しづらかったけど…という方が参加しやすくなったら良かったかなとは思いました。

もう一つは「ひきこもりピアサポートゼミナール」の開催です。これは当事者団体による当事者同士のピアサポート学習の場として全国初の試みとして行いました。ガチでピアサポートの体系を学ぶところと、一方で演習を通じてフラットに話し合いをする、という居場所とはちょっと違う感じの集まりでした。

居場所は月1回、途中からピアサポートゼミナールが月2回あったので、本当に慌ただしい感じで過ぎていきました。ピアサポートゼミナールは来年度も開催しますが、時期は未定です。開催3週間前くらいにはご案内できるかと思います。

 

②ひきこもり大学ピアサポートゼミナール活動報告会の感想

活動報告会(横浜)には50名の方が来られました。約半数がひきこもり経験者の方ということで、全体的にピアサポートに関心のある方が多かったと思います。どんな内容だったかは池上正樹氏のオンライン記事に掲載されていますのでぜひご覧ください。

diamond.jp

筆者は感想を中心に書きたいと思います。

活動報告会は前半リレー報告という側面があったので若干シンポジウム的な、聞いてもらう形式の時間でした。ただ6名のリレー報告は皆視点が異なっており、筆者は概念・理念に関心がありますが、他の方からは「学んだ内容」や「自分の経験との照らし合わせ」などの報告がありました。視点が異なっていて面白かったという意見があった一方、一方通行にならざるを得ない部分はあったと思います。

後半は対話セッションということで、色々な立場の方が混ざって一緒に話し合いを行いました。テーマは「ピアサポーターが活躍する社会を実現するために、皆さんはどのようなことができそうですか?」でした。やっぱり感じるのはピアサポートってピアサポーターだけの話ではないんですよね。ピアサポートができる環境を整えたり、周囲の支えがあったり、一人ひとりの行動で変わるところがあると思っています。

 

ピアサポーターに関する筆者の考え

あと雑感として違和感を持っているのは「ピアサポーターが資格みたいな扱いになっている」という謎の状況。ピアサポートゼミナールでも徹底していたのは「養成講座ではなく学習会だった」ということです。つまりピアサポーターは資格ではない、という個人的な意見を言いたかった。

なぜなら「ひきこもり経験者同士で支え合いが行われていたらそこで自然発生的にピアサポートが生じている」からです。そして「ピアサポートを行っている人は皆ピアサポーターである」というところです。

よく聞かれるのが「自分はピアサポーター養成研修を受けていないからピア活動ができない」といった声です。大丈夫、できますよ

ただ「ピアサポートのことをよく分からないで活動をすると、上下関係でお節介な活動になったり、相手に迷惑をかける活動になってしまいやすい」というのは重要なポイントでしょう。これもよく聞きますが「自分はひきこもりの経験があるから相手のことは何でも分かる」といった発想です。これは典型的な上下関係+お節介につながるので気をつけましょう。

だからアサポートについてきちんと学ぶ機会と、学び続ける必要性があるんですよね、と痛感した1年でした。

 

本当はもう一つの参加報告を書きたかったのですが、2000字に届きそうなのでここまでにします。また機会があれば書きたいと思います。

最後までご覧くださり、ありがとうございました!

ひきこもり大学ピアサポートゼミナール活動報告会のご案内

こんにちは。筆者は冬場が苦手ですが、昨日くらいから少し復帰してきました。

 

今回は「ひき桜」が主催する「ひきこもり大学ピアサポートゼミナール活動報告会」のご案内です。

 

簡単なご案内はひき桜公式ブログに掲載されていますが、こちらではポイントを絞って紹介したいと思います。

 

①ひきこもりピアサポートゼミナールとは?

ひきこもり当事者・経験者同士がアメリカの翻訳版テキストを用いて本格的にピアサポートを学んできました。全12回にわたる連続学習会の中でピアサポートの理論体系を学びました。

 

②ひきこもり大学ピアサポートゼミナール活動報告会とは?

今までピアサポートゼミナールで学んできたことを、地域の皆様と一緒に分かち合い、ピアサポートの理解と今後について皆で話し合うイベントです。

 

③具体的にはどんな内容を…?

これは筆者情報ですが、第1部の基調報告では、主催者からピアサポゼミの概要・意義・重要性について説明をするほか、ゼミ参加者からは各々がピアサポートゼミナールを通じて学んだことを発表されるとのことです。

第2部では対話セッションということで、少人数で話し合うそうです。かなり時間をとって話し合いをするようですよ。第1部の発表者が各テーブルのファシリテーターになって一緒に対話されるそうです。

第3部は全体共有ということで、各グループで出た話題を共有します。どんな話が出るかは未知数です。

第4部は総括ということで主催者からのメッセージなどが予定されています。

 

④ポイント

何といってもピアサポートの最先端の報告を聞くことができます。ひきこもり関係でピアサポートを本気で学ぶ機会はほとんどないので、実際に学んできた人からの報告はかなりためになるでしょう。

さらに来場者との交流を通じてピアサポートだけでなく、色々聞きたいことも話し合えるのではないかと思います。

 

どなたでも参加できるイベントなのでぜひ皆様も参加してみてはいかがでしょうか?

 

※当日は写真撮影・記録・ビデオ撮影がありますのでご了承ください。

 

当日のご案内は以下の通りです。

ひきこもり大学ピアサポートゼミナール活動報告会

日時:2017年2月18日(土)14:00~18:00

場所:神奈川県立青少年センター3階「研修室①」(桜木町駅徒歩10分)

内容:基調報告、対話セッション、全体共有など

参加対象:どなたでもOK

参加費:無料(予約不要、お菓子・飲み物つき)

問い合わせ:hikizakura.yokohama@gmail.com(担当:割田)

 

ひき桜公式ブログはこちらからご覧ください。

hikizakura.hatenablog.com

 

ぜひ足を運んでみてくださいね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

お寿司を送る