第4回ひきこもり当事者グループ「ひき桜」in横浜に参加しました
こんにちは。今日は各地で大荒れの天気ということで、筆者はあまり寝れませんでした。と思ったら今度は晴れるという…まるで台風が過ぎ去った後のようです。
昨日は第4回ひきこもり当事者グループ「ひき桜」in横浜に参加しました。
通称「ひき桜」とは「話をしたい人・一人でいたい人が自由に過ごせる場所」を基本とした、かなり自由度の高い居場所を当事者・経験者が自ら運営しています。
参加者は運営メンバーを含めて19名で、10代~50代という幅広い年代の方が来られました。今回も「会話をしている方」「一人で過ごしている方」のどちらもいらっしゃいました。
今回は「卓球台が用意できたこと」「参加者の方がゲーム・本を持参したこと」というのが大きなポイントだったと思います。卓球の利用はあまりありませんでしたが、アナログゲームで5~6人が盛り上がっていて、とても楽しそうでした。
また別のグループでは割と真剣な話になっていたようで、深い話・本音などがありました(話の内容は個人情報に触れるため掲載いたしません)。前回は2~3人の少人数による会話が多かったのに対して、今回はグループで同じ話をするなど、また違った特徴が見られました。
さて、筆者がもう一つお届けしたいテーマは「なぜひき桜は【かなりゆるい居場所】を基本にしているか」です。
このテーマについてはきちんと説明・紹介をしていなかったため、こちらに掲載いたします。
「ゆるい居場所」というのはしばしば「軽い」「元気」「明るい話題が中心で真剣な話・本音の言えないところ」と思われがちです。
しかし、ひき桜のような「明確にゆるい居場所を目指す」という共通認識は全く意味が違います。
「ゆるい環境」というのは「敷居を低くして入りやすくする」「自由に過ごせる」ために行われています。
さらに「自由に過ごせる」という意味は「一人でいるか、ゲームなどをするか、談笑するか、白熱した議論をするかを自分が選べる」ということです。そのため今回のように真剣な・深い話をすることも自由にでき、参加したくなければ移動することも自由にできます。
つまり、ゆるさがあることで「自分がやりたいことを、自ら選択できる」ような場を作ることができます。この方針が正しいかは置いといて、こういう共通認識があって行われているということを知っていただき、今後の参考にしていただきたいです。
これらが出来るためには「安心できる居場所」「話しやすい雰囲気」にすることが求められます。特に後者はとても難しく、今後も試行錯誤を続ける必要があります。当事者グループは専門職チームではなく、あくまで参加者の一員として関わりますが、共通認識をもつことで、少しずつ良い居場所になっていくのではないかと考えています。
次回の開催は3月13日(日)13:30~16:30、場所は神奈川県立青少年センター2階「NPO活動室②」です。前半はフリーな時間を、後半は「総会」を開催し「今年度のまとめ」と「来年度の予定」を報告します。
※特記事項:参加対象者は「ひきこもり当事者・経験者」で、ご家族・支援者などの参加は、承認されない限りできません。
もし特別な事情などがある場合には個別に検討いたしますのでお申し出ください。
また、お問合せなどは随時承ります。ひき桜に関するご説明も行っていますので、下記までご連絡いただけたらと思います。
「ひき桜」メールアドレス:hikizakura.yokohama@gmail.com
「ひき桜」公式ブログ:ひきこもり当事者グループ「ひき桜」in横浜
最後までご覧いただき、ありがとうございました!