町田のひきこもり家族会発足講演会に参加しました
こんにちは。1月もあっという間に過ぎようとしている中、筆者は冬眠から目覚めつつあります。毎年冬は体調を崩しています。
今回は東京都町田市で発足した家族会の記念講演に参加しました。
町田といえば筆者の知る範囲だと当事者会・家族会は非常に少ない印象があります。
そんな中、家族会が立ち上がることによって相談しやすい場が増えるというのは良いことだと思います。
主催はKHJ全国ひきこもり家族会連合会で、全国にひきこもり家族会の支部を持つ団体です。今回の講演ではジャーナリストの池上正樹さんと、家族会代表の池田佳世さんによる報告がありました。当日の参加者は50名を超えていて、家族がほとんどでしたが、ひきこもり当事者の方も数名参加されていました。
では参加レポートをとして、筆者が印象に残ったこと、感想などを書いていきたいと思います。
印象的だったのは、やはり「ひきこもり当事者の居場所」があまりないこと。
「行き場がない」という声も理解できます。
さらに問題なのは「どこに居場所があるか」という情報が入ってこないことです。
筆者も居場所がどこにあるのかがよく分からず、見つけるのに時間がかかりました。
インターネットで検索してもなかなか見つからない。
そこで筆者はこのブログ「ひきこもりピアサポート日記」を立ち上げて、個人の知る範囲で居場所情報を発信しています。
ひきこもり状態になると絶望したり悲観的になることは多々ありますが「誰かに分かってもらえたい」という気持ちを持っている人は多いです。しかし分かってくれる人はどこにいるのかが分からない…。
居場所があるけど行くことが出来ないから困っている…。
そういう方々にはインターネット上のつながりを活用するというのもありかもしれません。ただしインターネット上のやり取りは過激な応酬もしばしば見られます。様子を見て関われそうな方に、メールなどで尋ねてみるのはすごくいいことではないかと思いました。
ひきこもり当事者の中には「人の役に立ちたい」と漠然と考えていらっしゃる方は意外に多いです。そういった方の「望み」を実現するためには、当事者自身が、そして周囲がどうすればいいのか、を考えることができました。
講演の途中では筆者が関わっている居場所の紹介を皆さんの前で発表しました。
①ひきこもり当事者グループ「ひき桜」in横浜は「非常にフリーなところで、テーマがない分自由に交流しやすい居場所」だとお伝えしました。
②ひきこもりプレイス多摩は「設定されたテーマを基に、真面目に・ゆるく話し合うことで、交流をするという居場所」とお伝えしました。
どちらも去年に「当事者が立ち上げた団体」で、当事者主催・当事者運営を基本に居場所などを開催しています。このような「行き場」をつくる取り組みを筆者や他のピアサポーターが少しずつ作っています。ぜひ当事者同士が安心して過ごせる場所を自分たちが作っていきたいですね。
後半の最後には2人ずつのグループになって感想などの共有を行いました。
その後4~5人になって話題の共有を行いました。
筆者はこの講演会に参加することで、町田市の行政や居場所などの情報を得ることができ、大きな収穫を得られました。
町田の家族会の次回開催は2月20日(土)午後に開催されますので、ご関心のある方はぜひご参加ください。
コメント・お問合せ等お待ちしております。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!