リカバリー全国フォーラム2015に参加しました(その1)
こんにちは。まだまだ暑い日が続いていますね。筆者は朝が特に苦手で、二度寝や三度寝をしてしまうことがよくあります。今日は何とかなりましたが、生活リズムを整えるのは永遠の課題じゃないかと思います。
今回は「リカバリー全国フォーラム2015(1日目)」に参加しました。
リカバリー全国フォーラムとは、特定非営利活動法人「地域精神保健福祉機構」が毎年1回、全2日間かけて開催している精神保健福祉のビッグイベントで、今回で7回目の開催となります。
昨年は1400名規模の精神疾患当事者・家族・支援者・関心のある方などが全国から集結し、基調講演・分科会などを通して最新情報を得たり、立場に関係なく一緒に学び、交流をしました。今年も1000人以上の方が参加されているのではないかと思います。また今回も当事者と支援者の参加割合が多い印象を受けました。
第1日目の今日は、記念講演と分科会に参加しました。
個人情報保護の観点から、講演内容のうち公開されていないこと(特にパーソナルな内容)やディスカッションの内容については掲載できませんが、どこに参加し何を得たかについて、また講演などでどのような話が印象に残ったかを中心に書きたいと思います。
※筆者は人の多いところがとても苦手なので、基調講演は会場の外で、スピーカーから流れる音声を聴いていました。
記念講演では「日本におけるピアスタッフの展望と課題」というテーマで、昨年発足した日本ピアスタッフ協会の方々による話と、フォーラム参加者との質疑応答が行われました。ピアサポーターとは「自分の経験を基に、似た状態で困っている当事者のために支援をする人」であり、ピアスタッフとは「雇用契約などにより対価を得ながらピアサポートを行っている人」と個人的には解釈しています。
最近はピアサポート・ピアスタッフという言葉が、精神保健福祉・障碍者福祉や教育の分野を中心に知られるようになってきました。このブログのタイトルにある「ひきこもりピアサポート日記」も、ひきこもり当事者・経験者などによるピアサポートの普及と、ピアサポートのあり方について考えることを大きな目標の一つにしております。気ままな個人ブログなので限界がありますが、きっかけの提供ができれば幸いです。
このような「当事者による取り組み」が広まっているのはとても良い流れだと思います。なぜなら専門職や家族にはできないサポートが、当事者同士で協力することによりできるからです。
記念講演ではピアサポートについて丁寧に取り上げられました。重要な点を整理すると以下の通りです。
①ピアサポートをする人は「自分のできる範囲」で活動することが重要
②当事者の「できること」に注目する
③当事者性(ピアの視点)を大事にする
④自分たちの持つ「強み」を活かして活動することがピアサポート
※しかし「ピアサポートとは何か?」について、はっきり・一つの答えを出すことは難しいです。なぜなら、その答えは一人ひとり異なるからです。
その中でも当事者による取り組みは重要であり、今後も必ず求められる内容だと思います。そういう意味で価値のあるテーマであり、今後も議論される必要があります。ひきこもり当事者や経験者の方がピアサポーターとして活躍できることを目指し、今後も情報発信・意見交換をできればと思います。
続きについては後日掲載できれば幸いです。
コメントなどお待ちしております。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!