ひきこもり大学生活学部に参加しました
こんにちは。今日の暑さはなんだか段違いでしたね!
暑いだけでなく、風がない…。恐ろしい一日でした。
今日はひきこもり大学生活学部に参加しました!
ひきこもり大学とは「ひきこもり当事者が先生となり、家族や支援者が生徒となって、ひきこもり体験から得られたことを伝え、共有する」といった趣旨のイベントです。
今回のテーマは「ひきこもりQOL~ひきこもり生活を楽に!楽しく!~」で、神奈川県の高島町にてイベントが開催されました。
筆者なりにこのテーマを解説すると、
今までひきこもり生活はQOL(生活の質)が著しく低い状態にあったと考えられます。例えば「本当は~したいのに、人目が気になってできない」など、限られた状態しかできず、ご本人の生活はすごく制限されてきたと言えます。
それに対し生活学部では「ひきこもり状態であってもやりたいことが出来る、安心して過ごせる状況」が必要だと考えます。注目したい点は「やりたいこと」であり、それが実現するにはどうすればよいかを考える、というのが特徴と言えます。それが実現できるときにご本人のQOLが向上し、気持ちが今よりも楽になるのではないかと言えそうです。
今回の定員は40名でしたが、筆者の予想通り参加者は50名以上いらっしゃいました。暑い中多くの方が来られていて、非常に関心の高いテーマだったことがうかがえます。
1限目(講義)は丸山康彦さんが「ひきこもりQOL向上へ」というタイトルで、その後コスモスさん(仮名)が「私のひきこもり体験から」という内容でそれぞれお話しがありました。
「ひきこもり生活での困りごと」を解決することで、気持ちが楽になること。また「やりたいことが実現すること」で、生活自体が楽しめるという内容が印象的でした。
2限目(グループセッション)では、6つのテーマに分かれて参加者との対話を行いました。
セッションで出た内容については個人情報などの観点から掲載できませんが、今回は以下のようなテーマがありました。
①当事者発信から考えるQOL
③「私」のQOL向上を考える
④「人を頼る」ってどうすればいいの?
⑤家族会を通したひきこもりQOLの向上
⑥QOL向上のしくみづくりを考えよう
その後3限目には振り返りと情報共有などが行われました。
今回参加してみて、QOL(生活の質)に着目する方は今まで少なかった中、きちんと生活の質について今後議論をしていく必要性を感じました。
またご本人の「やりたいこと」に注目することはピアサポーターの重要な価値観の一つになっています。こうした取り組みをする方が、ピアサポーターだけでなく、色々なところから湧き上がってくるといいですね。
いかがだったでしょうか?ご意見・ご質問などお待ちしております。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!