体調の変化にご注意、相互支援について
こんにちは。気づいたら4月ももう少しで終わりですね。
桜はすっかり散ってしまって、代わりに緑が豊かになった気がします。
今回はピアサポーターを志す方には重要な「体調の変化との折り合い」についてとりあげたいと思います。
実はというもの、筆者はついこの間まで、2週間ほど何もできず自宅で療養をしていました。
ピアサポーターを目指す方は意外に多いかと思いますが、いざなろうと思うと体調などへの不安から、なかなか志すことができないということもあるかと思います。
しかしピアサポーターは元気で体調の良い人がなれるわけではありません。体調が安定しない人や、将来に不安を持っている人であってもピアサポーターとして、今日から活動することができます。
なぜなら、ピアサポーターに求められるものとは「相手を支えたいという気持ち」と「自身もひきこもった経験があることによる、ひきこもり当事者への理解」だからです。
またピアサポートとは当事者同士の相互支援という意味でも使われます。
つまり自分は相手を支える、一方で相手から支えてもらっている、
そのような相互の関係を「ピアサポート」といいます。
ピアサポートがなぜ相互支援になるのか、具体例を交えてご紹介したいと思います。
Aさんはひきこもり経験者でピアサポーターとして活動しています。
Bさんは現在ひきこもり状態で、外出することができません。
AさんはBさんをサポートしたいと思い、Bさん宅へ訪問支援をしています。
Bさんとはいつも雑談や最近の気になることなどを話しています。
BさんはAさんが来てくれることになったことで、少しずつ元気になっていきました。
Aさんにとっては、Bさんが元気になっていく様子や、Bさんからの温かい言葉などによって、Aさん自身も元気になり、ピアサポート活動に自信がつくようになりました。
このように一方をサポートしているつもりであっても、実は自分自身も気づかぬうちにサポートされている、といったことがよく起こります。
特に支援者ー当事者の関係では無意識のうちに上下関係のようなものが生じてしまいますが、ひきこもり経験者ーひきこもり当事者であれば「横の関係」のため、双方向の支えあいができます。
そのことから、ピアサポーターによるサポートというのは想定されるよりもかなり大事な役割があると考えています。
いかがだったでしょうか。ご意見などお待ちしております。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!