ひきこもりピアサポート日記

ひきこもりピアサポートの普及と発展を祈念して、当事者会・居場所・家族会などを紹介しつつ、今後のピアサポートの在り方について模索するブログ

ピアサポートは具体的にどんな活動だろう? (2017年7月加筆)

※2015年2月18日に掲載した内容。

2017年7月3日追記。非常に稚拙な内容を掲載していたため大幅に加筆しました。

 

(加筆内容)

筆者が代表を務める団体では、2016年度より「ひきこもり当事者・経験者のみで学びあうピアサポート学習会」を主催しています。ひきこもりピアサポートゼミナールという名称で横浜で開催しています。

 

ピアサポートとは「当事者同士の支え合い」のことを指します。当事者同士であること、そして一方的なかかわりでないことの2点が重要です。

 

ピアサポートはひきこもり状態にあった人同士のピアだけでなく、家族同士のピアサポートも存在します。ただし本人ー家族間のかかわりはピアサポートではありません。

 

何を持ってピアなのか。それは「似た経験をしていること」です。

つまりひきこもり状態を経験していること、その中身は人によって違うけれども、ひきこもりという似た状態を経験していることが挙げられます。

同様に、家族はひきこもりの経験はない。しかしひきこもり状態にある人の家族という面では家族同士はピアといえます。

 

ただし「家族も当事者だ」という意見がよく出ますが、気持ちはわかるけれども(本人も家族もそこそこつらい経験をしている)、だけどひきこもり経験をしているかどうか、そこは決定的に違います。なので丸ごと「当事者」とまとめるのはピアサポートを考えるうえでは誤ったくくりでしょう。

 

ピアサポーターはどんな活動をしているのか。

ひきこもり関係でピア活動をしている人はごく少数ですが、主に居場所で一緒にいること、相談に乗ること、希望があれば一緒に同行すること、居場所の出前をすること(近場で居場所を開催する)、希望があれば訪問することなどが挙げられます。

 

ひきこもり関係のピアサポートはまだ黎明期であって、十分な情報もなければ活動の体系もまだまだ出来ていません。

そこで筆者らは「ピアサポートを体系的に学ぶ」ことに焦点を置いた学習会を行うことにしました。

 

今自治体などで行われているピアサポーター研修(と名乗っているもの)の多くは「支援の方法」が殆どで「何がピアサポートなのか」「ピアサポートには何ができるのか」に焦点が置かれていません。

それもそのはず。ピアサポートについて体系的に学んでいる人は殆どいないからです。

 

「じゃあピア同士には何ができるの?」

最も多いのが「経験の共有」でしょう。当事者会に参加したことのある人であれば「自分のひきこもり経験」を話題にする人はいます。そこで話を聴いていると「あるある!自分もそうだった!」という経験は結構あるんですよね。それを共有できるのが大きなメリットかもしれません。

 

「じゃあ経験の共有して何が良いの?」

自分だけの経験じゃない、ということや「つながりが生まれる」とか、自分以外の人とのつながりは確実に得られます。つながりを得られる場って結構相乗効果があるんですよね。どういう効果なのかは何度か参加してみると分かりますが。

 

「つまるところ、ピアサポートって必要なの?」

今まさに当事者・経験者同士で議論しているところです。でも「当事者会はなぜ必要なのか」を考えれば、おのずと「当事者同士でつながることができるから」「自分のことを批判されずに話せるから」ですよね。それってピア同士だからできることではないでしょうか。であればピアサポートには少なからず必要性があるのではないかと筆者は考え、まさに議論しています。

 

ピア同士には何ができるのだろう?と模索することが、今困っている人のためになれば、それほど素晴らしい活動は他にないと思います。誰かの役に立てれば、それがピアサポートの原点です。

 

ピアサポートは万能ではないけれども、少なくともひきこもり経験者が相手のために活動をして、地域で活躍する、そういった活動の総称といえます。当事者活動を体系的にしたものと考えていいでしょう。

 

 

(以下はブログを始めて2日目に書いた内容。あまりちゃんとした内容は書いていないので注意)

このブログのテーマである「ピアサポート」についてざっくりと説明しましたが、ここで素朴な疑問が湧いてきます。

それは「ピアサポートは具体的にどのような活動なんだろう?」です。

 

ピアサポート活動はものすごく多様で、すでに実践されている方も多くいます。ただし皆さんが同じことをやっているわけではなく、それぞれの持ち味を活かしてサポートを行っています。

 

今回は「ご本人に対してのピアサポート」の具体例についてとりあげたいと思います。

 

①まず、すぐに浮かぶのは「訪問支援」です。

これはご本人宅に訪問し、居場所の情報とか雑談など色々な話をしたり、あるいは実際に合わない場合でも、少し声かけをする、などが挙げられます。

自分の意見としては「ご本人が嫌がっているときに訪問するのは良くないのではないか」と個人的に考えています。

 

②次に電話相談・メール・手紙など「直接会わない形での交流」もピアサポート活動と言えます。

自分もそうでしたが、いきなり人に会うのは心身ともにハードルが高く、出来るだけそういう場面を避けていました。

そういう方にとってはメールなどのやり取りが良いかもしれません。

 

③さらに「外出支援」もピアサポートに該当すると思います。

※無理やり外に出そうとしたり、せかしたりして、ご本人の意向をくみ取らない行動はピアサポートではありません。

ここではご本人が「外に行ってみたい」「居場所の様子を知りたい」などがあったときに、同行するといったことも大事な活動です。

外に出るだけでも心身に負担がかかるのに、ましてや知らない人のいるところに一人で行くのは結構ハードル高いですよね。

 

上代表的なピアサポートを挙げましたが、これ以外にも様々な形でのピアサポートがあります。今後はそのあたりについても書ければいいなと思います。

 

ご意見・ご質問などお待ちしております。

最後までご覧くださり、ありがとうございました!

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